アウレリオの夢
標高2,000メートルを超えるウエウエテナンゴは、グアテマラで最も標高の高い地域である。この地域はグアテマラで最も人里離れた地域のひとつでありアクセスは困難。以前は、多くの農家が牛を使いコーヒーを背負って運んでいました。アウレリオは父親が経営するフィンカ・ラ・エスペランサで育ち、父親から農業のイロハを教わった。彼の夢は、自分の農園を持つことだった。1986年に念願の自身の農園を購入。ヴィジャトロの 「ヴィジャ 」とアウレリオの 「アウレ 」を組み合わせて 「ヴィジャウレ 」と名付けた。コーヒーへのひたむきさで知られるアウレリオは、現在国内外で多くの賞を受賞している。
ウォッシュドプロセス
ウォッシュドプロセスはまずコーヒーの実を水に浮かべて不良品や未熟なチェリーを取り除き選別します。次に、機械を使って、デパルピングまたはデムシレージング（豆の周囲から果皮や果実の粘液を部分的または完全に取り除くこと）を行います。デパルピングのみを行ったコーヒーの場合、その後タンクで8～72時間（各産地の条件や方法によって異なる）発酵させ、果実から残った粘液質を分解し、新鮮な水（長い水路の場合もある）で再度洗浄し、最後のネバネバ層を取り除きます。洗浄されたコーヒー豆は、機械で乾燥されるか、パティオや高床式の乾燥ベッドに広げられ、定期的に回転させながら、豆が望ましい含水率に達するまで確認します。ウォッシュドコーヒーは、発酵の影響を受けず、豆そのものの風味が感じられるため、テロワールや品種の特徴をより純粋に表現できると考えられています。